サラリーマンがストレス無く投資で勝つ方法

日中働いているサラリーマンでも投資で利益を出すための情報をお届けします♪

やらなきゃ損するだけ!損失の繰越手続きは絶対やるべき

2月、3月は確定申告の時期ですね、
投資で利益を出された方は申告を忘れずに。

昨年、利益0で損失を出された方は
「確定申告なんて関係ねぇよ」
なんて思ってませんか?

そんなこと全然ないですよ。
損失を出した時も確定申告は
すごく大事です。

投資家は皆リスクを負っています。

仕事で給料を貰うのとは違い、
いくら作業をしても、お金が減ることがあります。

こんなリスクを犯して稼いだお金であっても
利益が出れば容赦なく税金は取られます。

ただ国も鬼じゃありません、
投資家保護の為、損失の繰越し制度を設けています。

確定申告で、投資での損失を申告することで
その年の全ての損失を次の年に繰り越せるんです。

損失を繰り越すとどれくらいお得か?

損失を繰越せるということは、
実際どれくらいお得なのか?

簡単な例で見てみましょう。

1年目にFX投資で20万円の損失、
そこから、手法を見直して
見事2年目にはFX投資で40万円の利益!

このような場合、
もし、1年目の20万円の損失が出た時に
損失の繰越しを申告しておくと、
2年目の利益40万円から
1年目の損失の20万円が相殺されるので利益は20万円、
20万円以下の雑所得は納税対象外なので
税金を収める必要はありません。

でも、もし、損失の繰越しをしていなかったら
2年目の利益40万円は全く相殺されず、
40万円がそのまま利益として計上されます。
FXの利益に対しては、
所得税15%、地方税5%、復興特別所得税0.315%
がそれぞれかかってくるので、
40万円×20.315%=8万1260円
の税金を納税する必要があります。

損失の繰越しを申請しないことで
本来払う必要の無い税金を8万円以上も
払うはめになってしまいます。

この差はとっても大きいと思いませんか?

損失の繰り越しのやり方

サラリーマンの方は、税金関連の処理は
全て会社の方でやってくれるので、
確定申告したことが無い方も多いと思います。

投資の損失繰越しは、
確定申告の中の申告の1つとして行います。

なので、やり方としては、
他の税金の確定申告と同様に、
必要な書類を税務署に提出することで行います。

税務署は基本、土日は休みなのですが、
確定申告期間の日曜日の2日だけは開場しています。

土日以外に仕事で休みが取れない方も
その2日なら行けるでしょう。
でも、メチャクチャ混んでいて待たされるので
最低でも3時間くらいはかかることを覚悟しておいて下さい。。

損失繰り越しに必要なもの

確定申告での損失繰越しには
いくつか用意するものがあります。

  • 印鑑
  • 給与所得の源泉徴収票
  • 年間の取引報告書(年間の損益が分かるもの)
  • 本人確認書類
    (個人番号カードもしくは
    個人番号通知カードと、免許証もしくはパスポート)

その他の申請書類は税務署で手続き時にもらえます、
確定申告時は係りの人がついてサポートしてくれるので
申請種類の書き方等が分からなくても心配ありません。

損失の繰り越し時の注意点

損失繰越し時には2つの注意点があります。

注意点①株と先物取引/FXの損失は別物

投資家の中には、株とFXなど
複数の種類の投資をやっている方もいると思います。

そのような損失を全てまとめて繰り越すことは出来ません。

株と、先物取引/FXでは、
繰越しの種類が異なり、損失をまとめることが出来ません。

例えば、
今年、株で100万円の利益が出て、
昨年、FXで80万円の損失が出ていたとしても、
株の100万円の利益から、FXの80万円の損失を
差し引いて相殺することは出来ないんです。

株での利益は、株での損失でしか相殺出来ません、
同様に、
先物/FXでの利益は、先物/FXでの損失でしか相殺出来ません。

注意点②損失の繰越しには期限がある

損失の繰越しには3年という期限があります。
つまり、4年前の損失は全て繰越しの対象外となります。

なので、3年以内に損失を相殺するだけの利益を上げないと
損失を繰越した意味は無くなってしまいます。

3年が短いと思うか長いと思うかは
人によって違うと思いますが、
個人的には十分な期間だと思います。

以上2点が損失繰越しの注意点です。
この点は勘違いしないようにして下さい。

総括

税金対策を甘く見てると
気づかぬうちに大きな損をしてるかもです。

税金の徴収は強制であり、
納めなければ罰則を受けます。

対して控除や損失繰越しなどの申請は
あくまで自主的にやるものなので
仮に手続きをしなかった場合は
国は何の保障もしてくれません。

ちょっとこれってどうなんだろう?
とも思いますが
そんなことを言ったところで
どうしようもありません。

現状のルールで使えるものは
抜け目なくキッチリ使って行きましょう!

実はFXをやっている人も分かっていないユーロの特徴と問題点

今現在の世界の基軸通貨は、
ドルですね。

おそらく、私や皆さんが生きている間に
その地位が揺らぐことはないでしょう。

経済でアメリカを中国が激しく追っていますが、
世界的信用から見て、
中国の元が基軸通貨になることはないでしょう。

では、ドルの次の2番手の通貨は元でしょうか?
いいえ、元は2番手どころか3番手にもなれません、
なぜなら元は、完全な変動相場制ではないから。
元のレートは国に管理されているんです。
そんな通貨は怖くて買えません。。

では、世界の2番手の通過は何か?
それはユーロです。

アメリカに対抗するヨーロッパ通貨ユーロ

ユーロは欧州単一通貨で、
欧州連合EU)加盟国内で使用されています。

ユーロの歴史は浅く、
2002年から紙幣としての流通が始まりました。

それまでは、
フランスのフラン、ドイツのマルクなど、
ヨーロッパ各国それぞれの通貨があり、
通貨ごとのレートも存在していましたが

ユーロ導入後は、EU加盟国で通貨が統一され
ヨーロッパ内で国をまたいで買い物する場合も
通貨の両替が不要となりました。

ただし、当初EU加盟国であったイギリスは
ユーロ導入を模索してはいたものの
最終的には自国のみで通貨を制御することを重視し
自国通貨であったポンドの維持に至りました。

EUで単一通貨が導入された意図には
ヨーロッパ内での為替リスクを無くし、
労働力についても移動を容易とすることで
ヨーロッパ全体の経済活性化がありました。

そして、このようにヨーロッパ全体が協力して
経済力を上げようとする背景には、
世界一の経済大国アメリカへの対抗意識があります。

経済力、軍事力を背景に、
世界におけるアメリカの発言力は絶大です、
ヨーロッパとしてその状況を看過できなかった
ということです。

基軸通貨にしても元々は
イギリスのポンドだったのが、
アメリカのドルにとって変わられた歴史があるので
通貨においてもアメリカのドルに対抗したい
という思いがあります。

ユーロが抱える独自の問題点

ユーロは他の通貨と違って
多国間の共通通貨です。

その事情によって、
他の通貨にはない独自の問題点がいくつかあります。

1つは、
金融政策を共有しなければならないこと。

本来であれば、金融政策は、
自国の経済状況をかんがみて、
それ相応の対応をすればいいのですが、

ユーロの場合はそう単純な話ではありません。

ユーロの金融政策は、
ECB(欧州中央銀行)がまとめて行います。

ECBはEU加盟国全ての経済状況を見て
金融政策を実施する必要があります。
ユーロは20カ国以上の国で使用されているので
それぞれの国の経済状況を加味する必要があるんです。

1つの国の金融政策を決めるのにも
いろいろ揉めるのに、
20ヵ国以上の国の金融政策を決めるのが
どれだけ大変かは想像がつくはずです。

例えば、
ユーロを使用しているイタリアがインフレぎみで
同じくユーロを使用しているドイツがデフレぎみだったら
ECBとしては、インフレに対する金融政策を取るべきか、
それとも、デフレに対する金融政策を取るべきか、
悩ましいところとなってしまいます。

その結果、
金融政策としては、どっちつかずな
差し障りのない対応となるか、
弱国を切り捨てるような政策となってしまいます。

もう1つは、
1つの国の問題がユーロ全体に波及することです。

本来であれば、経済的に弱い他国の不祥事が
直接、自国の通貨に影響を与えることはありませんが、
ユーロの場合はそうとは言えません。

その顕著な例が
ギリシャ問題です。

ギリシャがユーロへの加盟する際、
財務の報告内容を改ざんして加盟していたことが
発覚した問題です。

ギリシャのユーロ加盟時、
財政赤字は報告よりも大きく、
ユーロへの加盟条件を満たしていなかったんです。

この問題が発覚したことで、
ギリシャだけでなく、ユーロ全体が
信用を失うこととなりました。

ギリシャの問題が、
ドイツやフランスなどを巻き込み
ユーロが売られる材料となりました。

共同体はリスクも共同体ということです。

総括

ユーロは独自の問題も抱えてますが
FXでは無視できない通貨です。

ユーロ/ドルはFX全体の取引料の約1/4を占める
最も取引量の多い通貨ペアです。

このことからも、
世界のNo.1, No.2の通貨は
ドルとユーロと言えます。

取引量が多いということは、
突発的なノイズのようなレートの振れは起きづらく、
発生したトレンドは安定する傾向があります。

クロス円の通貨ペアだけでなく、
ユーロ/ドルも選択肢に入れると、
取引の幅は広がると思います。

ここで差がつく!投資でルールを守ることの重要さと難しさ

投資は適当にやって勝てるような
甘いものではありません。

自分の勘を信じて買った株や通貨が
買った直後に値上がりしたら、

自分は投資の天才なんじゃないか!
なんて思ったりしますが、

これは、投資の世界では、
けっこうあるあるなんです。

投資でのビギナーズラックあるある

投資は、投資したものの価値が
上がるか下がるかのどちらかなので
運良く、投資したものの価値が
すぐ上がるなんてことはザラにあります。

そのたまたまが、2回、3回と続くと、
私を含めて多くの人が
自分は他人とは違う、天才なんだ!
と勘違いして、手痛いしっぺ返しをくらうことに。

自分が天才だと勘違いした人は
取引の規模がどんどん大きくなっていき、
取引の仕方もどんどん大胆になっていきます、

その結果、いずれ、
今まで利益が吹き飛ぶくらいの大損失を出す
というのが定番パターンです。

投資で失敗した人の行動パターン

こんな痛い目にあった人の行動は
2つのパターンに別れます、

1つは、
もうこんなのやってらんねぇよ!
と言って投資をやめる

もう1つは、
絶対に負けた分と取り戻してやる!
と言って自分の投資手法を見直す

投資をやめるというのも
これ以上損失を出さない為の選択の1つ
とは言えますが、私はこれを良しとはしません。
痛い目にあって勘だけじゃ投資に勝てないこと
を知るのは成功への1ステップだと考えるからです。

現実と自分の勘違いのギャップを埋めていくことは
成功へ近づいているということです。

勝てる投資家への一歩はルール作り

勘では勝てないなら、
どうすればいいか?

それはルールを作ること、
そして、そのルールに従うことです。

投資で、
一発屋的に大儲けするのではなく、
長い期間で利益を着実にあげている人は、
皆それぞれ投資のルールを持っています。

システムトレードのように
完全にルール化された投資はもとより
裁量トレードのように、
その時々で自分で売買を判断するような投資でも
その判断においては自分の中のルールに従っています。

どんな時に買うのか
もしくは、どんな時に売るのか

どの程度の金額で買うのか
もしくは、どの程度の金額で売るのか

それらの判断は全て、
ルールを反映したものなんです。

ルールを守ることの難しさ

ルールさえ出来ちゃえば、
あとは、そのルールのとおり買えばいいんでしょ
楽勝じゃん!

っていうふうに思いませんか。
私はそう思ってました。

ただ、ルールを完璧に守ることは
言うほど簡単なことじゃありません。

人間、お金が絡むと心に余裕が無くなります
心の余裕が失われることが
ルールを守ることを難しくしています。

投資でルールを守る時の難しさは
2種類に分けることができます。

①待つことの難しさ
②続けることの難しさ

1つ目の待つことの難しさとは
投資の売買タイミングまで、
何もせずに待つことの難しさです。

具体的には、
もし、自分の買ったものが値上がりして
含み益が出ている時に流れが変わって
目の前で含み益がどんどん減りだすと、
ルールでポジションを決済する条件を
決めていたにもかかわらず、
ルールを無視して、すぐに決済して
利益を確保したいという衝動が出てきます。

もしくは、長い期間、
ルールに見当たった投資機会が訪れなかった場合、
何も出来ない状況に耐えきれず、
ルールを逸脱したタイミングでも
売買したいという衝動が出てきます。

このような衝動に負けて
ルールに違反した取引を重ねると、
結果的にパフォーマンスが落ちることが多いです。

2つ目の続けることの難しさとは
ルールに従った取引を続けることの難しさです。

どんなルールでも100発100中ではありません。
場合によっては、連敗することもあります。

ルールに従って、
2回、3回と連続で負けて損失が膨らむと
ルールそのものを疑い始めます。

本当にこのルールで大丈夫なんだろうか?
また、損失が増えるんじゃないか?

このような状況になると、
ルールを変更したいという衝動が出てきます。

衝動に従い、ルールを変更する場合、
当人は改良しているつもりでも
実際は、余計なことをしている場合が多いです。

投資は良い状況と悪い状況が繰り返し訪れます。
悪い状況のたびにルールを変更することは、
その次に訪れるはずだった良い状況を
みすみす逃すことになるからです。

同じルールでも差がつく理由

同じルールで取引していても
人によってパフォーマンスには
大きな差が出ます。

本来、同じルールに従って取引しているなら
人によって差がつくはずないのに、
人によって大きな差がつきます。

なぜか?

それは前述したルールを守る難しさによて
ルールをきっちり守れない人がいるから。

実際、きっちりルールを守れる人はわずかです。

一時的ならルールを破って
大きな利益を出すかもしれません、
でも、それは一時的なものに過ぎません。

ルールを破って成功した人は、
得てして、またルールを破ります。
ルールを破れば破るほど、
そのルールは意味を成さなくなり、
勘で取引している状態に近づきます。

そして、最終的には
ルールときっちり守った人と
大きな差がついてしまうということです。

総括

以上、
投資でルールを守ることの大切さと難しさでした。

投資では人間の感情がマイナスに働くことが多いです。
特に、もっと儲けたいという欲や、
もうお金を失いたくないという恐怖は、
投資判断を大きくブレさせます。

投資はそういった意味で、
相場との戦いであり、
自分との戦いでもあると言えます。

どれだけ、自分の感情を律せるか?
ここが投資で成功するか否かの大きな分かれ目となります。

このような人間の弱さを投資から排除する為、
EA(自動売買ソフト)や、AI(人口知能)を
投資取引に使う流れも強くなってきています。

近い将来、
人間が投資の場から排除される日が
来るかもしれませんね。

プロでも迷う、FXで影響力が強いのはどっち?経済指標 vs 要人発言

ドル、円、ユーロ、ポンド
などの通貨のレートは様々な理由によって変動します。

一昔であれば、
日本がアメリカから物を輸入する時の代金として
円をドルに変換したり、
日本がイギリスに物を輸出して得た代金を
ポンドから円に変換したり、
実需に伴う取引が為替のレートに大きく影響していましたが

今や、通貨を投資対象とするFXが
日本をはじめとして世界的に一般人にも普及した為、
為替レートは投機的思惑によって大きく動きます。

プロも含めた世界中の投資家が、
為替が動くきっかけを常に狙っています。

プロも注目する為替変動のきっかけとは?

そんな投資家達がきっかけとして注目するのが
以下2点です。

  1. 経済指標
  2. 要人発言

経済指標は各国から定期的に発表される指標で
代表的なもので言うと、
失業率や、雇用者数などの雇用統計が
為替レートに大きな影響を与えます。

重要な経済指標は、発表前に予想値が報道されることが多く
予想値と発表された結果にギャップがあると
サプライズとしてギャップがある方向に動く傾向があります。

発表値が予想値と同じくらいの場合は
たとえ、その数値が経済的に良い数値であったとしても
すでにレートに良い数値は折込済みということで、
発表後に通貨の価値が逆に下がることもあります。

重要な経済指標発表時は、
このような投資家のいろいろな思惑が入り乱れるので
一時的に乱高下を繰り返します。

その際は、一時的にレートのスプレッドが開くので、
損切りの設定には注意が必要です。
(あまり近い位置に損切りを設定していると
スプレッドの拡大によって引っかかってしまいます)

もう1つの要人発言について
ここで言う要人とは、各国の経済政策に対して
影響力を持つ人を意味します。

例えば日本なら、
総理大臣、日本銀行総裁が要人となり、
アメリカなら、
大統領、FRB議長が要人となり、
ヨーロッパなら、
ドイツやフランスなどの経済強国の首相、
ECB総裁が要人となります。

特に日本銀行総裁FRB議長、ECB総裁は、
金融政策に深く関与する為、
その発言には多くのFX投資家が過敏に反応します。

日本銀行総裁FRB議長、ECB総裁が
何らかの会合に出席するタイミングでは、
どのような発言をするか多くの投資家が注目しています。

経済指標と要人発言のどちらの方が影響力が強いか?

では、投資家が注目する
経済指標と要人発言では、
どちらの方がより為替への影響力が強いのでしょうか?

どちらが強いか検証すべく、
同じ日に重要な経済指標と要人発言が発表され、
為替にとってそれぞれが逆の動きを助長した場合の
例を示したいと思います。

2019年1月4日は、
アメリカの重要な経済指標発表と
FRB議長による会合での発言がほぼ重なりました。

ユーロドルのチャートでその時の値動きを
見てみましょう。

午後10時(チャートの赤丸箇所)に
アメリカの雇用統計が発表されると、
非農業部門雇用者数が予想の18.4万人増加に対して
発表では31.2万人増加と大幅に良かった為、
アメリカ経済の見通しの良さから
ドルの買い戻しの流れが発生し
ユーロドルは大幅に値を下げました。

ただ、その後、午後12時頃(チャートの青丸箇所)に
米国経済学会に出席していたパウエルFRB議長が
既定路線と思われていた金利の利上げに対して
消極的なコメントをしたことの報道により
ドル売りの流れが発生し、
雇用統計での下落を一気に取り戻しました。

ポンドドルのレートに対しても
顕著な流れが出てるのでチャートを確認してみましょう。

ユーロドルと同様に、
雇用統計発表と、FRB議長発言のタイミングで
レートが大きく上下動しているのが分かります。

FRB議長発言による勢いはユーロドル以上に強く
下げ幅を回復後も一気に突き抜けてます。

経済指標の中でも重要な指標である雇用統計が
作った流れをFRB議長発言で一気にかき消している
この状況を見るかぎりは、影響力の関係性は

経済指標 < 要人発言

となるような感じがしますが、
これには1つ条件が入ると思います。

この時、パウエルFRB議長が発言した内容に
今後の政策金利を占う内容が含まれていたことが
大きなポイントと言えます。

もし、パウエルFRB議長の発言が
政策金利に対して言及するものでなかったら
ここまでの大きな流れの逆転は無かったと思います。

つまり以下のような影響力の関係性となります。

経済指標 < 要人発言(政策金利

要人発言自体に影響力があるのではなく、
政策金利に関する情報の影響力が
経済指標による影響力を上回っているというのが
正確なところです。

いずれにせよ、
経済指標の発表日と、
学会や委員会などの会合に
要人が出席する日は、
情報として抑えておいた方が
相場の急変にも対処しやすいでしょう。

要注意!放っておくのはダメ!窓開けがあなたの資産を吹っ飛ばす

株式投資には、
翌日の朝の寄り付きで
大きく値を下げる窓開けのリスクが
常につきまといます。

日本の株式は、基本、
日本の証券取引所が開いている時間でしか
取引が出来ないので、
株式市場が閉まった後に
不祥事や事故などの悪い材料が発生しても
対処のしようがないんです。

ただ悶々としながら、
翌日の寄り付きで暴落しないよう
祈って待つことしか出来ません。

そして、その祈りも虚しく、
以下のチャートのような窓を開けた
暴落で寄り付いてしまうことが多いです。

上記のチャートを見ても分かるとおり、
窓開け前の膠着時に仕込んで含み益が出ていた株も
窓開け後に一気に含み損になる価格まで下がってます。

しかも、寄り付き後も
売りが売りを呼ぶ展開となり、
さらに価格を急激に下げてるのが分かります。

発行数や取引量の少ない株だと
損切りしようにも買い手がつかなくなり、
よりスピーディに値が下がっていきます。

まさに、天国から地獄状態。。

ただ、悪材料が一時的なものや外部要因など
長期に影響を及ぼさないものであれば、
窓開けは絶好の買い時とも言えます。

窓開け後の下落が落ち着いてきたタイミングで
買い増すのも手でしょう。

いずれにせよ、株の場合、
突発的な悪材料による窓開けには
対処のしようがありません。

その点、FXは株式と違って
窓開けに対するリスク管理はしやすいです。

FXの場合、一日の24時間の間、
世界中のどこかしらの取引所が開いているので
取引出来ない時間帯が無く、
日をまたいだ窓開けは基本、発生しません。

ただ、週末の土日には世界中の取引所が閉まるので
週をまたいだ窓開けは発生する可能性があります。

週末以外にも注意しなければならないのが
祭日、連休をまたいだときの窓開けです。

特にクリスマス、年末は
世界的に市場への参加者が減るので取引量も減り、
相場の動きが急激になりがち。

以下は2018年末から2019初日に発生した
ドル円の窓開けのチャート。

年明け初日に、1.5円程度下げてスタートしています。

FXの場合、株に比べて
大きく窓開けすることはそれほど無いのですが
それでも、年末などの連休期間をまたいだ場合は
上記例のような大きな窓開けが発生します。

ポンド円にいたっては同じ2018年末から2019年初日にかけて
以下のとおり、2円程度の窓開けが発生しています。

このようなFXの窓開けへの対処としては、
週末、連休前には、
ポジションを決済して減らしておくのがおすすめです。

株式でこの窓開け対応をやろうとすると、
毎日、証券取引所が閉まる直前に決済する必要があるので
手間がかかり、日中働いているサラリーマンには
現実的なやり方ではありません。

FXの場合は、
週末なら、土曜日の早朝に
残ったポジションを決済すればいいですし、
連休前なら、連休初日の早朝に
残ったポジションを決済すればOKです。

日中の仕事中に手続きする必要もなく、
サラリーマンでも無理なくできます。

窓を開けて始まった場合は、
FXでも株式と同様に、窓を開けた方向に
売りが売りを呼ぶ、もしくは
買いが買いを呼ぶ展開になりがちなので、

短期売買を前提として
窓が空いた方向のポジションを撮るのも
有効な手法だと思います。

このような窓開け対策を取るためにも
東京市場だけでなく、世界各地の市場の
休場日はチェックしておいた方がいいでしょう。

投資の歴史を知れば未来が分かる!アベノミクス編

学校の授業で歴史ってありますよね、
あれで年を覚えさせるのって
無意味だと思いませんか?

1192(イイクニ)か、
1185(イイハコ)かよくわかりませんが。

歴史を学ぶ本質は、年や人物名を覚えることではなく、
歴史上の成功例や失敗例を見ることで、
自分の人生における判断力を上げることだと思っています。

歴史は繰り返す
と言いますが、

それは投資の世界においても同じことです。

プロの投資家も含めて
全ての投資家がやれる分析とは、
過去の事例を集めて、今後起こりうることに対する
相場の反応を予測することに過ぎません。

だから、投資の過去の歴史を見てみよう!

ということで、
今回は日本人に身近なところで、
アベノミクスが相場に与えた影響について見てみましょう。

アベノミクスとは

まずは、
聞いたことはあるけどアベノミクスとは何ぞや?
という疑問をクリアにしておきましょう。

アベノミクスとは、
第二次安倍内閣が打ち出した経済政策のこと。

アベノミクスは3本の矢と呼ばれる
以下の3つの大きな政策で構成されています。

①大胆な金融政策
②機動的な財政政策
③民間投資を喚起する成長戦略

ん~、よく分かりませんね。

金利をいじってお金を貯金しづらくして
税金を使って働く場を増やしていくから、
みんなドンドンお金使っていこうよ!
という感じの政策ですね。

①②③の政策を順番にやっていくと、
最後には日本経済が復活して、
みんなの給料も上がってく!
というのがアベノミクスの筋書きです。

現時点で、①と②の矢は放たれていて
その矢によって、実際に日本経済の状況は
大きく変わりました。

では、相場にはどのような影響が出たのでしょうか。

アベノミクスが株式相場に与えた影響

アベノミクスが日本の株式相場に与えた影響は
絶大でした。

では、アベノミクスが打ち出された後の
日経平均株価の動きを見てみましょう。

第二次安倍内閣が発足したのが2012年12月末なので、
アベノミクスの始動時期は2013年からとしています。

アベノミクスが始動されてから、
とっても分かりやすく上がってますね。

20,000円まで一気に上がり、
そこで少し足踏みしましたが、
再度上昇して、25,000円まで行っています。

アベノミクスの効果てきめんと言ったとこでしょう。

大きな経済政策は、海外の投資家にも
大きなアピールとなります。

日本株の取引の半分以上は、
海外の投資家によるものなので、
日経平均株価の上昇は、
アベノミクスは海外の投資家へのアピールに
成功した結果とも言えるでしょう。

アベノミクスのように、
経済的低迷を打開するような
大規模な経済政策が出た際は、
株式相場にとっては良い影響が出るので
積極的に買いでいいでしょう。

アベノミクス為替相場に与えた影響

株式の場合は、日本経済復活の期待感から
買われるというのは、とても分かりやすいですが、

為替の場合、日本円はアベノミクスによって
買われたのでしょうか?
売られたのでしょうか?

では、ドル円のチャートで確認してみましょう。

結論としては、アベノミクス始動後、
円は売られる方向に動きました。
つまり円安になりました。

アベノミクスでは、
3本の矢の、第1の矢として
大胆な金融政策を実施しました。

アベノミクスの金融政策の最大目標は
デフレからの脱却です。
お金の価値を下げてインフレの方向に
もっていこうとしています。

それは、つまり
今後、政策金利が上がることはありません
と宣言しているようなものです。

通貨を運用する投資家は
より金利の高い通貨で運用したいと思うので
政策金利が上がらない状況は、
その国の通貨の売りに繋がります。

政策金利の低い通貨は売られる
という流れが分かっているので、
その流れに乗りたい多くの投資家が売ります。

売りが売りを呼ぶ状態になる感じです。

このような事情を知っていれば
アベノミクスによって日本円が売られたのは、
必然の流れと言えるでしょう。

総括

今回は、相場に影響を与えた歴史として
身近なアベノミクスを取り上げました。

思った以上に、投資家の方々が
素直にアベノミクスへ期待していたことが
株式相場、為替相場のチャートからも
分かったのではないでしょうか。

結局のところ、株式も通貨も
多くの人が買いたいと思えれば、
価格は上がるし、
多くの人が売りたいと思えば、
価格は下がります。

アベノミクスによって皆がどう思うか
シンプルに考えれば、
日本株は買いだったと思います。

今後来るかもしれない
第二のアベノミクスに期待しましょう♪

使ってみるとそこそこ違う、証券会社別スマホアプリ特徴(株編)

まだ、スマホがこれほど普及していなかった頃は
株のネット取引は、パソコンでしかやれませんでした。

今なら、仕事中や外出中でも
スマホでサッと株価を確認して、
コソっと注文を出すなんてことも出来ますが、
当時はそんなこともできず、
株価が気になり仕事中は
ただ悶々としていました(笑)

本当に投資環境は
劇的に改善されていってますね。

スマホの普及拡大もあり、
今では、ほぼ全ての証券会社が
投資取引用のアプリを用意しています。

アプリは証券会社ごとに特徴があって
使ってみると、けっこう使い勝手が違ったりします。

今回は株式取引用の
各証券会社のスマホアプリの特徴をご紹介します。

SBI証券のアプリについて

まず最初にご紹介するのはSBI証券のアプリ。
SBI証券のアプリ大きくわけて2種類に分かれています。

まず1つ目のアプリは「SBI証券 株」です。

これは文字通り株式投資のみに特化したアプリであり、
株式取引に必要な事がほぼすべてこのアプリ1つでできる
と言っても過言ではありません。

まずチャート関連の機能。
チャートの確認は勿論、1つのチャートでそれぞれ
1分足、5分足、日足、週足、月足といった
各時間単位で表示することが可能です。

更にそのチャートを他の銘柄のチャートと
重ねることができます。

チャートを重ねて表示することで
どれだけの違いがあるのかを視覚的に、
そして直感的に確認しやすくなります。

また一々銘柄を探して確認せずとも、
お気に入り登録することで気になった銘柄を
いつでも即時に確認可能です。

さらに株の売買取引にニュースの確認が可能と、
株式取引に必要な事はほとんどコレ1つで可能です。

そしてもう一つのアプリは「HYPER」というアプリです。

このアプリがこだわっているのは、
注文の速度です。

速度というのは、どれだけ注文の際の
手間が少ないかということで、
最短1タップでの取引が可能となっています。

ただ、正直、スキャルピングみたいな
数秒単位の株式取引をしないのなら、
SBI証券 株だけで十分事足ります。

そう言った意味でサラリーマン投資家には
無用な長物かもしれません。

 

楽天証券のアプリについて

次にご紹介するのは楽天証券が提供している
「iSPEED」です。

iPhoneiPadAndroidに対応しており、
株式取引だけではなくFXなどの投資にも対応しています。

このiSPEEDの最大の特徴と言えば
やはり「カスタマイズ性」です。

アプリやゲームにおいては、
いかにストレス無く思うがままに操作できる
ユーザーインタフェースであるかで
評価が大きく変わります。

いくら面白いゲームでも、いくら便利なアプリでも
使い勝手が悪いと、その面白さや便利さを感じる前に
使うのをやめてしまうんです。

その点、このiSPEEDでは
ユーザーインタフェースを
30種類のパーツから好きな様に
カスタマイズすることが出来ます。

カスタマイズパーツでは、
投資活動に必要な情報はほぼ網羅しているので
自分に必要な情報を一目で確認することが出来ます。

例えば株の銘柄に関して基本情報以外にも
株主優待の内容やその銘柄に関係するニュース、
四季報の解説文なんかもアプリ内で確認が可能です。

欠点と言えば、指標数が国内外合わせて11と
若干少なめくらいでしょうか。

カブドットコム証券のアプリについて

カブドットコム証券が配信しているアプリは
「kabu.com for iPhone/Android」です。

こちらもiSPEEDやHYPERなどのアプリと同じく
株式以外の投資にも対応しているアプリです。

kabu.comアプリの最大の特徴は
取り扱っている金融商品の種類の豊富さです。

株式だけとっても通常の株式取引の他に
信託投資、プチ株とほぼ全てが注文可能です。

そして数だけでなく、注文方法も充実しており、
逆指数、W指数、Uターン注文などを始めとして
様々な注文方法が使用可能です。

豊富な商品数や注文方法に魅力を感じる人には
一番おすすめできるアプリです。

 

松井証券のアプリについて

松井証券の配信しているアプリは
「株touch」です。

こちらは株式取引のみに特化したアプリになります。

このアプリの特徴としては、
10万円以下の取引で発生する手数料が無料であるということ。

そのため少額投資を行う方には嬉しいアプリです。

また、取引画面がとてもシンプルなので、
少額での手数料が無いということも合わせて
初心者向けだと言えます。

取引画面と同様に機能としても
他社に比べて限定的で必要最低限という感じです。

 

マネックス証券のアプリについて

マネックス証券の配信しているアプリは種類が多く
株式に関するアプリは3種類リリースされています。

マネックス証券アプリ」
マネックストレーダー株式 スマートフォン
「トレードション米国株 スマートフォン
の3種類です。

マネックス証券アプリ」は
スタンダートタイプに位置するアプリです。

シンプルさを重視したアプリで、
画面の構成もシンプルで、
操作方法もシンプルとなっています。

それに対して
マネックストレーダー株式 スマートフォン」は
ハイパフォーマンスタイプの位置づけです。

豊富なテクニカルチャートや、
いろいろな条件ごとのランキング情報など
機能、情報量ともにより充実しています。

マネックス証券アプリ」を使ってみて
機能や情報に物足りなさを感じたら、
マネックストレーダー株式 スマートフォン
を使ってみてはいかがでしょうか。

「トレードション米国株 スマートフォン
に関しては上記2つのアプリとは別物で
米国株取引専用のアプリです。

米国株専用のアプリは、
他の日本の証券会社にはない
マネックス証券独自サービスです。

海外株の取り扱いには定評がある
マネックス証券ならではと言えます。

 

GMOクリック証券のアプリについて

最後に紹介するGMOクリック証券のアプリは
「iClick株」です。

こちらはシンプルなタイプのアプリで、
その銘柄のチャートから直接注文ができたりと
使いやすさに定評のあるアプリです。

ウォッチリスト機能も備えているため、
気にいった銘柄や購入した銘柄の情報を
すぐに閲覧することができます。

注文から売却までの操作もシンプルなため、
一度利用してみて一通り操作を覚えると、
他のアプリよりも注文がしやすいと感じるかもしれません。

ただし多機能性を求めるとやはり他のアプリに劣ります。

 

総括

以上、スマホで使える各証券会社の
株式取引アプリの特徴についてご紹介しました。

アプリの特徴としては大きく2つに分かれます
使いやすいシンプルなアプリか、
複雑でも多機能なアプリか、

どちらも一長一短あるので、
自分の取引手法に合った方を選ぶのがいいでしょう。

あとは、デザインの好みや、
チャートの見やすさなど、
自分の趣味嗜好にあったものを選べばいいでしょう。

お気に入りのツールを使えば
作業のモチベーションがアップするので
アプリ選びって、けっこう大事なんですよね。