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知ってれば差がつく!長期金利で国の経済状況を見定めよう

FXにおいて各国の金利
超重要です!

日本の日銀や、
アメリカのFRBや、
ユーロのECBなどの
各国の中央銀行政策金利の変更を発表すれば
通貨の値は大きく動きます。

ニュースなどで、中央銀行の要人の
金利変更をにおわすような発言が報道されただけでも
通貨の値に影響したりします。

そんな、FXをやるうえで
絶対意識せずにはいられない各国の金利ですが、
金利中央銀行が決める政策金利だけではありません。

金利には政策金利の他に
長期金利というものがあります。

金利政策金利だけしか知らない人や
長期金利は聞いたことあるだでで
よく分からない人は
長期金利の仕組みを知ることで
さらに投資判断を向上させることができるでしょう!

長期金利政策金利の違い

まずは、政策金利長期金利の違いについてお話します。

政策金利は文字通り、
各国の政府の政策を受けて中央銀行が決める金利です。

つまり、
政府によってコントロールされている金利です。

例えば、円であれば、
日本政府のデフレ脱却の意図をくんで
日銀が政策金利をマイナスにすることによって
お金の流通量を増やし、
物価上昇によるデフレ脱却をはかっています。

それに対して長期金利は、
中央銀行などによって
コントロールすることの出来ない金利です。

具体的に言うと、長期金利とは、
各国が発行する国債の利回りのことで、
通称として長期金利と呼ばれています。

国債は国が発行する債権で、
債権は市場で投資家などによって
自由に売買されているので
その価値は市場によって決まります。

人気のない国債は売られて価格は下がるし、
人気のある国債は買われて価格は上がる
ということです。

国債金利については
発行時に元本に対する金利は決まっていますが、
国債自体の価格が変動することによって
金利も合わせて変動します。

国債長期金利国債の価格と逆行します、
国債の価格が下がれば、国債の価格に対して
受け取る利子の割合が増えるので金利は上がり、
国際の価格が上がれば、国債の価格に対して
受け取る利子の割合が減るので金利は下がります。

なので、
長期金利政策金利と異なり
国債の取引によって日々変わっていきます。

また、長期金利
償還期限10年の国債に対する金利なので、
“長期”金利と呼ばれており、
それに対して政策金利は1年未満のお金の貸借に
適用される金利のため、
別名、短期金利と呼ばれています。

では、この長期金利
為替市場にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

長期金利が為替に与える影響

長期金利が上がっているということは
国債が売られていることになります。

国債が売られることの真意とは?

投資家は常に利回りのいい投資先を探しています。

当然、国債の利回りが一番いいと思えば
国債を購入するわけで、
国債より他の投資の方が利回りがいいと思えば
国債を売って別の投資先に資金を移します。

国債は国が発行する債権の為、
破綻リスクは他の投資と比べて格段に低い
超安定投資先と言えます。
その分、株や先物のような
大きなパフォーマンスは期待出来ません。

つまり、国債が売られて長期金利が上がっている状況では
株や先物などで、その上がっている金利以上の
利益が出せると多くの投資家が考えているということです。

株や先物などのハイリスクハイリターンの投資先に
資金が流れるということは、
その国の経済への期待が高まってるとも言えます。

そうなると、その国の通貨の価値も上がることとなります。
(理論上の話なので必ずそうなるとは限りませんが)

また、長期金利には政策金利に与える影響もあります。

本来、政策金利は短期の金利のため、
常に長期金利より低い金利であるのが普通です。
(長期でお金を貸すより、短期でお金を貸した方が
利子が高いなんて、おかしいですから)

ただ、
長期金利の下げ幅と、
政策金利の上げ幅によっては、
一時的に短期金利長期金利
逆転する場合があります。

この状況は、長期金利下落によって
経済状況の悪化が見えているのにもかかわらず
政府として政策金利を上げて経済を引き締める
いわば、矛盾した政策をとっている状況とも見れます。

このようなこともあり、
長期金利が下がるということは、
政府の政策として政策金利を上げづらくなるので
金利上昇の抑止力となりえます。

為替の投資先としても
政策金利の高い通貨に資金は流れますから
長期金利の低下は通貨価値の低下にも繋がります。

総括

今回は、長期金利についてお話しました。

このように金利など経済の原理を学ぶと
ニュースで見る金利などの経済指標から
その先の経済の展開を何となく予想することが出来ます。

これって、投資にはもちろん役立ちますが、
ただ、単に楽しかったりしませんか?

世界経済をより身近に感じれるというか。

プロの投資家の方々と、
一般投資家の方々との差が最も出るのは
金利のような世界経済の1つの情報から
その先の展開を予測する能力だと思います。

今回、少しでもプロの投資家に近づけたなら
これ幸いです。