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知らないと損する!格付け会社の世界TOP3の評価とは?

ネットで初めての物を買う時、
まず、何を気にしますか?

私は、購入者のレビューを見ます。

それを買った人の評価を見て
本当に買っていい物かどうか
確証を得たいという気持ちでレビューを見ます。

おそらく、多くの人も
他の人のレビューは気にしているのではないでしょうか。

投資の世界においては株や国債の評価を行う
格付け会社というプロの集団がいます。

この格付け会社の評価は市場にも大きな影響を与えます。

そこで、今回は格付け会社の評価を
株式投資に有効利用する為に
格付け会社について解説していきたいと思います。

格付け会社とは?

まず格付会社というものが何か?
という基本的な事から。

格付け会社金融商品や政府・企業の信用度・信頼度の格付けを行う
組織の事であり、わかりやすく言えば、
「この国や企業に投資したお金はこれくらい返ってきます」
というような評価を決定する組織であるということ。

つまり格付会社が
高い数値で格付けを行っているという事は
信用できるという事であり、
逆に低い格付けになっているということは
信用ができない状態であるという事を示しています。

格付けは「A」や「A+」「Aa3」といった
アルファベットを用いて行われます。
Aが最高評価で、B、C、Dと評価が落ちていきます。
Dについては、既に債務不履行になっていることを示しています。

この格付は各格付会社に所属するアナリスト
数名から数十名の意見を総合して行われます。

複数のアナリストの意見を総合することで
中立性・公平性を持たせるようにはしていますが、
あくまで、その格付け会社の主観的な格付けではあります。

事実、過去に「AAA」評価、
つまり最高峰の格付けが行われていた会社が
数日で最底辺クラスのジャンク級に暴落し、
結果としてリーマンショックの原因の一旦となるなど、
格付けそのものが問題であるという意見も存在します。

ただ、この例のような
全く参考にならないような評価を連発しているようなら
もう、すでに格付け会社自体が存在していないはずです。
役に立たない情報を提供する格付け会社
存在意義など無く、自然淘汰されているはずなので。

今でも格付け会社として存在していることが
その格付け会社の評価の価値を示していると言え、
多くの投資家がその評価を参考にしているとも言えます。

そんな、市場に少なくない影響を与える格付け会社ですが
その中でも世界の3大格付け会社と呼ばれる
格付け会社が存在します。

格付け会社 世界トップ3

それでは世界でトップ3と評される格付会社を
紹介していきましょう。

S&P グローバル・レーティング

最初はこちら、S&P(スタンダード・プアーズ)社です。

こちらの会社はアメリカのニューヨークに本社があり、
世界26カ国にオフィスを展開している大手格付け会社になります。

主に企業や銀行などの金融機関へ格付けを行っています。

格付けは主にアルファベットのみで行われ、
短期発行体格付という格付けのみ
「A-1」から「A-3」という数字が使用されています。

最上位の単位は「AAA」で、トリプルエーと呼ばれています。

債務の履行能力は高く、
必ず返ってくるであろうという評価ですが、
過去に前述したAAAから数日で最低ランクまで
格付けが落ちた例があるため、やはり絶対的な評価ではありません。

ここからAA、A、BBBと下がっていき、
基本的に投資対象として最も脆弱であるとされているのはCCランクです。

また、AAからCCC、つまり最上位と最下位以外の格付けには
”+”と”-”の記号がつけられていることがあり、
これは同じ格付けの中でも上下どちらに寄るかを示しています。

つまりAA+はAAAには届かないものの、
AA帯の中ではAAAに近いという意味であり、
逆にCCC-は殆ど最低のCCに近いCCCであるということになります。

他にも”R”や”SD”、”D”や”N.R”という格付けも存在します。

Rは規制当局に監視されている場合に付与される格付けで、
SDとDは過去に債務の一部を不履行とした場合につけられる格付けです。

Dは全て、SDは「Selective Default(選択的債務不履行)」という意味で、
全ての債務の内選択した一部を不履行とした場合に付与されます。

N.Rは格付けそのものがされていない場合のことを指すため、
厳密には格付けとは少し違います。

150年以上の歴史を持ち、世界各国にオフィスが存在するため、
かなり大きな影響力を誇ります。

 

ムーディーズ・インベスターズ・サービス

続いてはムーディーズ社です。

こちらもアメリカに本拠地を置く格付け会社になります。
格付け対象は主に企業と債券となっています。

スタンダード・プアーズ社と並ぶ
アメリカの2大格付け会社として知られており、
一般的には金融機関の評価はスタンダード・プアーズ社、
債券への評価はムーディーズ社からという
スタイルの方も多く存在しています。

歴史としてはムーディーズ社よりも
スタンダード・プアーズ社の方が長いものの、
対象が異なるため、両者とも高い需要と人気を誇っているのです。

格付けの仕方も少々違っており、
スタンダード・プアーズ社の格付けは
同じアルファベットを増やす形で行われますが、
ムーディーズ社の場合はAやBといった
アルファベットを用いるのは同じですが、
その後ろにつくのは同じアルファベットではなく
小文字の「a」がつけられ、
更にそこから+-のような要素として
1から3までの数字が用いられます。

つまり最上位はAaaランクで、そこからAの「a」の1、
すなわち「Aa1」からAa2、Aa3と下がっていき、
A1、A2、A3までがAランクになります。

そして更にBaa1からB4までのランクがあり、
最低ランクがCになります。

比較的ムーディーズの格付けは安定しているとされており、
大幅な変更が少ない傾向にあります。

 

フィッチ・レーティングス

最後はこちら、
イギリスのロンドンに本社を置くフィッチ社です。

一応世界のトップ3に数えられますが、
知名度と規模は上記の2社に劣るため、
実質的には世界トップ2の2社に次ぐ立ち位置であると言えます。

格付け方法はスタンダード・プアーズ社と同じで、
概ねスタンダード・プアーズ社と
同様の傾向が見られる格付けが行われています。

 

総括

以上、格付け会社についてと、
世界トップ3の格付け会社をご紹介しました。

格付け会社が格付けを変更したことによって
株価や債権価格が動くことがあります。

特に今回紹介した世界トップ3の格付け会社
市場に与える影響は大きく、
高騰や暴落のきっかけになることもあります。

少なくとも、自分が考えている投資先の格付けは
監視しておくことをおすすめします。